うなぎ好きなんだけど、絶滅危惧種なので食べるのが本当に正しいのかわからなくて価格高騰云々以前の問題で手が出せなくなってきている。
でも店では毎年夏になるとうなぎのメニューが出ていて、注文するとまだ食べられる。毎年絶滅危惧と言われ続けてなんだかんだで何故か今年も。
店で注文すると食べられるということは、捕獲され輸送され加工され食べられる未来しかないうなぎたちなのだから、僕ひとりが食べるか食べないかを躊躇しようがしまいが関係ない。僕がうなぎを重んじて食べない選択をしても、先には他の誰かに食べられるかフードロスになるかの2択しかない。僕が絶滅危惧種を食べるか食べないかで一喜一憂する意味はなく、狂気だけがある。
うなぎ好きだから食べたいけど、こんなことを考えながら食べても仕方ないなと思って先日の土用の丑はうなぎを食べなかった。
昆虫食の話もあるし、今後どんどんいろんな食材に対して「いただきます」の本来の意味合いを込めた時代に回帰していくのかもしれない。それが正しいことなのか正しくないことなのかはわからないけどなるようにしかならないんだろうなと思いつつ。
