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チョコミント、紫陽花、青いままで

ふと寝る前に急に「今チョコミントのアイスを食べたら意外と大好物の味だったりするんじゃないか?大人になると好みが変わったりするし」と思って、次の日スーパーでチョコミントのアイスを買った。

チョコミントのアイスは子どもの頃に一度食べたとき以来食べていなかった。当時はなんでバニラじゃなくチョコミントを選ぶのかまったくわからなくて、以降も同じテンションだったので食べてこなかった。嫌いとかまずいとかそういう次元ではなくて、常に選択肢の中で他のフレーバーと同列にいなくて手札に加わらないまま、今日まで至っていた。

いざ食べたら別に大好物の味にはなっていなかった。子どもの頃と同じで美味しさはわかるけれどバニラと同列に上がってくることはなく今後も手札には加わらない味をしていた。

ただ食べ物がこんなに鮮やかに青いのは面白くて、日々死にかけている感性を叩き起こすような刺激があった。茶色いチョコレートとのコントラストは素敵で、この模様はチョコミント以外で代弁できないほどの強い独自性がある。ここまで独自性の強い存在も他になかなかない気がする。

ちなみにその日は1日中唇や喉の奥や胃がスースーしていた。ベッドで横になる時間になってもなおスースーしていてなかなか寝付けなかった。

少し前から街を散歩しているとちらほら紫陽花が咲いている。紫陽花はチョコミントとは違う青色をしている。

紫陽花は鮮やかで明るくてすごい。例えサドル1個分ほどしかない植栽に少しだけ咲いていても、無味乾燥で狭くて灰色な風景に彩りを与えてくれる。最近はもはやわずかに気分を上げてくれるものに対しても大変ありがたいなと感じて心の中で手を合わせている。

青さといえば、未熟さや若さを指して使われることもある。人生においては大人になれと青からの脱却を促されつつ、自然と加齢とともに感覚や環境からは青さが減っていってしまう。

RGBから青さが減っていくことでだんだん人生が黄色になっていけばいいのだけど、現実は感覚は灰色一辺倒で、気分だけは一丁前にブルー。お金の不安から黄色っぽさを求めているし、情熱の赤さは気づけばどこにも見当たらなくなっている。

ずっと青いままでいたいなと思う。青くありさえすれば、なんとかなりそうな気がするから。そんな粗雑なことを言っているうちはまだまだ青いよと言われるなら、それは本望だと思う。

青さにしがみつくべく、手短な手段としてチョコミントを手札に加えてしまうかもしれない。