ヒトナツログ

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ブックマーク掃除のつもりがArcに乗り換えることになった

Chromeブラウザのアップデートでタブグループを保存がついにできるようになった。

https://www.google.com/chrome/whats-new/m122/

試してみたらブックマークバーにラベルが追加される仕様で、これはブックマークを整理したいなと思った。そして何十年と溜め込んできたものを大掃除した。

整理していると「こんなサイトあったな」と思うものがたくさんあって、そして全然アクセスしていないサイトがほとんどだった。アクセスしてみても多くのサイトが消失しており、スパムサイトやドメイン再販サイトにリダイレクトされてインターネットの保存性の弱さをひしひしと感じた。生きていたサイトもそのほとんどが何年もアクセスしていなくて、でもつい削除せずに残してしまったサイトもいくつかある。これはもう情としか言いようがない。5年後、10年後にまた掃除するときにはもう生きていないかもしれないし、結局今後も1回もアクセスしなかったとなるような気はしている。でも情だ。

思えばよくアクセスするサイトはジャンル別にウィンドウを複数開いてさらにタブグループでまとめて開きっぱなしにしている。ブックマークバーですらほとんど使っていないのだったと改めて気づいた。


そうして整理しきったところで、ふとブラウザの使い方レベルを見直したいなと思ってしまった。そもそもなんで現代のマシンスペックに甘んじてウィンドウとタブを同時に何枚も開いているのか、と。

そして「そういえば去年話題になっていたがスルーした新興ブラウザがあったな」と思い出して重い腰を上げて触ってみることにした。それがArc。ブラウザ内でウィンドウをSplit表示できるらしいということで気になっていたが結局触ってはいなかった。

arc.net

もういい大人なので、一部の人間が騒ぎ立てるものは一過性の場合がほとんどということで眉唾で触り始めた。初回起動時にやかましサウンドと元気な若者っぽいアニメーションがあって『ウッ』と思ったが、数日はこらえて我慢して使ってみようと自分を律してつかってみた。

最初こそクセの強さとツールのメンタルモデルを理解するまでにハードルがあったものの、理解してからはあまりに快適で、すっかり虜になってしまった。これはかなりいい。MacにAlfredを初めてインストールしたときやSublimeTextやAtom Editorを初めて触ったあの頃の感覚に近いような手に馴染む感覚がある。

これを書いている今はもうChromeからArcへデフォルトブラウザを切り替えて、Chromeは起動すらしていない。すんなり移行できて驚きすらある。これはエンジンがChromiumで互換性がある恩恵だと思う。

興味がある人や『既存ブラウザに不満もないけど快適さもない』と感じている人はまずは数日触ってみると楽しいと思う。たぶん。