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HARIOのミル『スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー EMSG-2B』買った

買ったといいつつ実際に買ったのは4ヶ月間前で、買ってからほぼ毎日使っている。そろそろ感想でもしたためておくかと思ったので書く。

これはなに

コーヒーミルで、手挽きも電動も両方いけるという欲張りプロダクト。厳密にはこのプロダクトはそれぞれ単体で販売されているもののセット商品で、

っていうハンドミルの先っぽに

っていうUSB充電の電動モーターを挿して使う

という構成のもの。

つまり

手挽きミルとしても使えるし、電動スティックを挿して自動で挽くことも可能なミル。

買い替え候補

スマートG買う前は同じくハリオのベーシックなセラミックスリム(MSS-1TB)を使っていた。

臼がくたびれてきたのと、ハンドミル疲れてしまって電動に買い替えたいと思ったのが買い替えのモチベ。なので電動ミルを主体に見ていたのだけどまともなのになると結局カリタのネクストGを買うしかなくなってしまうということがわかった。

実機見に行って触ってみたりもしたんだけど、キッチンが狭くてこれを置くスペースがなくて、泣く泣く購入を断念した。

場所とらないけどそこそこちゃんと挽けてってなると、臼式のハンドミルに電動アタッチメントつけるというスマートGは最高に理にかなってて『オレのニーズをすべて満たしている……』となってこれに決めた。

様子

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こんな感じで入ってる

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モバイルミル スティックの様子

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ハンドル挿した様子

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挿すとこう。滑稽

YouTuberをみる

写真貼ったあとになんだけど、現代はYouTubeの時代なのでぶっちゃけYouTuberの紹介動画見るのが早いと思う。

YouTubeアンサー

で、この人はその後の使用感みたいな動画をサブチャンネルで出しているんだけど、ちょっと実際の感じと違うことを言っているのでアンサーを書いておく。

ネジの硬さは個体差あり

1:28〜『ハンドルつけずに調節ネジ回しにくい』と言っている

のだけど、僕のロットではそんなことはない。

多分これは個体差があるか、最近の生産ロットでは改善されたかどっちかだと思う。動画内で比較対象にでているセラミックスリム(MSS-1TB)も持っているけど、僕の感想としては『スマートGのほうがやわらかくて回しやすい』という感じ。ハンドルつけなくても洗うときラクにネジ回して外せている。

外臼は取り外せる

2:46〜『セラミックスリム(MSS-1TB)は外臼が取り外せるがスマートGは取り外せない』・『外臼は固定されていてブレがない』と言っている

そんなことはないが……。

まず スマートGも外臼は取り外せる

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https://www.hario.com/manual_pdf/MSG-2.pdf

公式取扱説明書引用

マイナスドライバー的なものを挿してツメを外せば取り外せる。ちゃんと洗おう。ちゃんと取扱説明書読もう。

あと 外臼は普通にブレてる

スマートGは透明だからまあ挽いてるときにまじまじ見えるんだけどどう見ても外臼は動いててそこそこブレてはいる。構造上乗っかっているだけなのでそれはそう。

雑多な感想

Pros

かなり気に入っててめちゃくちゃ買ってよかったと思っている。「いい電動ミルは高いし置き場所も……」と思っている人は買うとQOL爆上がりだと思う。

電動は最高

ハンドミルで均一に挽こうとすると一定のスピードでずっと腕を動かし続けてないといけなくて、まあまあしんどかった。電動は最高。機械は一定速度で均一に挽ける能力があってすごい。機械が挽いてくれた粉のほうがおいしいので人間が挽く時代は終わり。冷静になって考えるとなんで人間が2021年にもなってハンドル回してるんだ?ってなる。

ちなみにハンドルは全然使ってなくて、邪魔なのでグリップのとこに挿してすらいない……。買った最初の1度だけ手で挽いてみて、それ以来1回もハンドミルしてない。

パワーと充電

ちなみに公式の謳っている通り浅煎りの硬い豆でも余裕でゴリゴリ挽いてくれるのでパワーは申し分ない。バッテリーのメーターは1になったら充電する感じで自分は使っている。充電時間はわりすぐで、もし切れてしまってもちょっとだけ待ってれば1杯分くらいはすぐ充電できる。

ちなみに挽いてる途中で豆の硬さに対してパワー不足になると、安全機構からか勝手に止まる。遅くなりながらも無理に挽こうとはしない。

Cons

静電気

やっぱり電動だと静電気がすごくて粉の付着がすごい。とはいえこれはスマートGだけじゃなく電動の宿命なのでそもそも諦めている。

量った豆を水にくぐらせたスプーンで1度混ぜてからミルに入れると静電気が防げるのだけど、めんどいので自分はやってない。

ホッパー(豆入れるとこ)が小さい

これは盲点だったとこで、ミル自体細いからホッパーが細いうえに軸があるから本当に入れづらい。スプーンで運んでもこぼれるのでちまちま入れないといけない。

さらにホッパーに1度に入れられる豆は頑張って30g前後しか入らない。自分はだいたい2杯30gで淹れるのだけど、毎回ギリギリでやっている。大粒で深入りの豆だと30gも入らないので、ちょっと挽いてホッパーを空けてから2投目を入れている。浅煎りの豆だと30gギリギリきっちり入ることが多い。

ちなみに粉受けのほうはちょっと余裕があって、ホッパーに30g入れて挽いても1回で受けきれる。

モバイルミルスティックのボタンを押し続けないといけない

スティックの ON ボタンを押しているあいだだけ回る仕組みになっている。

なので片手でミルを持って片手でスティックのボタンを押し続けてないといけない。

両手が塞がれるので並行処理でお湯沸かしたりペーパー用意したりができないのでちょっと微妙。とはいえハンドミルより断然早く挽けるし、そんな時間はかからないからそこまでシビアな問題ではない。

そもそもハンドミルだと「手を使う=両手塞がれる」なわけで、ここは気にすると気になっちゃう程度の問題。


たくさん書いたけど、ハンドミルにしてはちょっと高めだし買うか躊躇している人に参考になればいいなと思っている。

置き場はないけどちゃんと挽ける電動ミルを探してる人におすすめです。