⚠️蓮コラ苦手な人は閉じてください
いきなりなんですが、筐体デザインに蓮コラ要素あって苦手な人はマジで無理だと思うので今すぐタブ閉じましょう。
Blueair社のBlue Pure 231というデカい空気清浄機を買った。
公式HP↓
買った理由
COVID-19は関係なくて、年中処方されたアレルギー薬を飲んでいるのだけど、少しやめてみたところ1日中マジで体中がかゆくなってしまった。くしゃみも止まらない。
『アァ自分はやっぱりアレルギー体質だ……』と改めて強く実感したのと同時に、家の前では頻繁に工事をしていて窓が開けづらい日々なのもあって、急に部屋の空気をクリーンにしたくなった。
空気清浄機の知見
空気清浄機買うにしても何を基準に買えばいいかわからなかったので調べまくった。
CADR という基準値
調べてたら Clean Air Delivery Rate 通称CADRという基準値があることを知った。
米国家電協会(AHAM)というところが定めて、第三者検査機関が検査して数値を出しているらしい。公認されたブランドの製品の数値が公開されていて、まともなメーカーならここに登録しているっぽい。
CADR数値がデカいほうがスペックがいい。
公開されている製品検査結果はここで検索できる。
フィルタ寿命10年のフィルターはたぶん10年保たない
ふと「国内メーカーにはフィルタ交換10年って機種がごろごろあるけど、どういう原理なんだ?なんで海外メーカーのフィルタは寿命短いんだ?」と気になったので調べた。
異常に詳しいマジで謎のブログ があって、ぶっちゃけここを読むと完全に理解できる。
『JEM1467』という日本電機工業会(JEMA)が策定している性能測定基準があって、日本のAHAMみたいなやつらしい。これに沿って国内メーカーは主に試験していたりするっぽいが、どうも1日の空気の汚れ=タバコ5本の煙としているらしくて、実ユースケースに沿ってなくない?という感じっぽい。実際自分はタバコ吸わないし、花粉とかアレルゲン物質をなんとかしたい人のほうが多い気がする。
まあそういうわけで、"日本基準では"10年保つフィルタ らしくて実際には10年保たないというカラクリっぽい。あと大抵「掃除機で週1掃除して」とか書いてある。
USのSHARPの交換用フィルタを見てみる
Recommended Replacement Every 2 Years
って書いてあって面白い。
とにかくデカいやつを買うのがいい気がする
天才なのでたかが9畳の部屋を空気清浄するために39畳向けのクソデカ空気清浄機買った
— 少数側 (@1natsu172) 2021年9月26日
空気中の物質をどう清浄するかというと、たくさん空気を吸って効率よくフィルタで濾過してキレイな空気を吐き出す以上のことができない。原理上そう。
とにかくフィルタを消耗しまくることで物事を解決しているに過ぎない仕組みであることを前提に考えると、部屋面積より大きいものを変えば早く空気をキレイにできることがわかる。部屋に対して必要以上の大きさのフィルタで挑めばフィルタ面積が大きいので消耗も少なくて計算上寿命より長く使えることになる。
そういうわけで、Blue Pure 231のフィルタ寿命は手入れ不要とはいえ6ヶ月と異常に短いわけなのだけど、実質x3で1.5年くらいはいけるやろと踏んでいる。これは自分の中での試算なので実際はこうはならないかもしれない。これは人生を消耗して今後検証していく。
選定基準
- 主観で部屋に置いていいと思えるデザイン
- CADR数値300越え
- 推奨床面積が30畳以上のでかいやつ
- 手入れがとにかく簡単であること
- タイマー機能・リモコンあってもなくてもいい
- IoT機能・スマホ連動なくていい
- 加湿機能はマジで不要
実は昔1度SHARPの空気清浄機持ってたことがあったけど手入れが大変だった。吸引口にホコリがたまり、HEPA前段のフィルタはすぐ掃除機かけないといけないし、センサーが汚れて急に風量マックスで稼働したりして大変だった。
とにかく小手先ギミックがなくて手入れが簡単であることがマスト要件。
空気を清浄するために空気清浄機を毎週人間がホコリを舞い上げながら清浄してあげないといけないの、本末転倒だと思う。
BlueairのBlue Pure 231に決めた理由
Blueairの空気清浄機にした理由は、前述のAHAM登録があって1996年から空気清浄機1本でやってる企業だったから。基本的に間違いないと思った。
動画を見るとわかるけど、とにかく原理主義っぽい作りでシンプルで最高。ぶっちゃけサーキュレーターの吸引の前段にフィルタを配置しているだけ、とも言える。でもそれがいい。シンプルさは正義。
HEPAフィルタが洗えるとか毎週掃除しないといけないとかもなくて、『汚れたら取り替えるだけ。交換作業は外して替えるだけ』というスタンスなのも最高。小手先のスペック追加で他社製品と差をつけようとしたりしないのも好印象。
Blue Pure 231は数年前のモデルでだいぶ値段が下がっていて手に入れやすい価格だったのもあってよかった。22000円くらいで買えてCADRスコア350で推奨床面積30畳なのでコスパがめちゃくちゃよい。
様子
1枚目がダンボール開けた状態で、ぴったりマトリョーシカ状態でまた箱が入っている。
プレフィルタつけてない状態。下半分から吸って、上に吐くという構造。上半分はプラスチックで、実物は意外と光沢がある。なので物が反射して映る。
前面真ん中にあるい丸いとこが電源ボタン。押すタイプじゃなくて静電タッチ方式。押すごとに弱→中→強→OFFの順に変わる。LEDはかなり控えめにうっすら光るだけなので全然気にならない。
取扱説明書に草が生えてていい。WebでPDFの取扱説明書DLして見たけどそっちも草生えてたので多分気づいてないっぽい。
感想
買ってよかったな〜という感じ。くしゃみとか目がかゆいとかが明らかに少なくなった。外出してて家帰ってきたときに気づく「埃っぽいな」っていう感じもあきらかになくなった。
デザインを好むかどうかは主観があるので一概には言えないと思うけど、自分は好きだなと感じている。北欧のメーカーらしく北欧の工業製品っぽい感じが好き。無骨さとかわいさが共存している感じ。
大きくて明らかに部屋で目立つけど悪目立ちはしなくて、なんかオブジェが置いてあるなという感じ。
音
弱だと全然気にならない。扇風機の弱風と同じくらい。中だと扇風機くらいの中風くらい、強だと扇風機の風量マックスくらいの音。
まあデカい扇風機が上に向いてついてる構造だし、それはそう。
僕は日中も寝ているときも24時間ずっと弱でつけっぱなしにしている。
フィルタ
フィルタは2段構造。外側のプレフィルタと内側のHEPAフィルタ。
箱の写真とかだと下半分が色ついてるけど、あれはプレフィルタの色。最初からダークグレーと水色が1枚ずつ付属している。きせかえみたいな感じで、買って最初使い始める前に本体を抱きかかえてプレフィルタを着させてあげるみたいな感じになる。手触りも速乾のスポーツウェアみたいなさらさら手触りでシャツっぽい。
プレフィルタは洗えて、普段の手入れは掃除機で吸ったりしてもOK。
内側のHEPAフィルタは少々お高い。でもまあ手入れとか性能考えるとこんなもんやろという気もする。
意外だったところ
上述してきているけど
- 上面が蓮コラ
- 上半分の側面が光沢プラだったこと
- マットな感じかと思ってた
- 蓮コラの上面だけマット
- プレフィルターは洗える
- 洗えないと思ってた
- コンセントケーブルが1mくらいしかない
- デカい部屋用途だしもっと長いと思ってた
超簡単
- 電源ボタンに触れると稼働する
これ以上の機能がなくて最高。餅は餅屋。
買ってよかった。