よくタイ料理屋に行っていてタイ料理屋でThaiPopがかかっている。JapanesePopがJPopだからTPop?
タイの音楽はギターの旋律がなんとなくエモい感じがする。そんな風に感じる曲が多い気がする。青いというか若いというか。色で例えるとスカイブルー。どこか未来に希望がありそうな音というか。抽象的な表現しかできない。音楽のことが何もわからないから。
ボーカルの抑揚も言語特性からくるものなのか日本語や英語の音楽にはない感じでなんともいい。
歌詞の意味もなにひとつわからない。タイ語のことが何もわからないから。でもそれがいい。歌詞がわからないから未知のものであり続けてくれるし、日本の曲にも英語の曲にもないメロディ自体の良さを享受させてくれる。
タイ料理屋に行き異国らしい料理と音楽を摂取して、ほぼ知り尽くした日本のコンテキストから解き放たれるわずかな時間があるからなんとか生活できている気がする。
タイに行ったことないから訪れることに少し興味がある。言語的には英語よりタイ語のほうが興味ベースとしては全然ある。でも両方知ってしまうと、いま感じられているこの未知からくる良さを失うことになるので悩ましい。何かを得るには何かを捨てねばならない。