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春が来るからまた服を少し捨てた

歳を重ねるたびに京都の冬の寒さに慣れるどころか厳しくなってきて、寒さに耐えかねるようになった。それで昨年に冬の部屋着を分厚いものに買い替えた。

先週くらいからようやく冬に少し春の陽気が混じったような気候になって、昼間に外に出ると春はもうすぐという雰囲気が感じられるようになった。

春はもうじきだな……と感慨にふけると同時に「冬服しまう場所ないな…」ということに気がついてしまって、これは本格的に春が来る前になんとかせねばということで気持ちを高めてクローゼットの服を少し捨てた。

5ヶ月位前に一度衣類の整理ということで結構捨てたのだけど、それでもまだ捨てきれていなかった。

衣装ケースにはその時捨てきれなかったけど結局改めて見るといらないもの––––数年前に買ったストールとか、手袋とか、なんかでもらった靴下とか、気に入っていたけど着古して買ったときからずいぶんボロくなったカーディガンとか、まあよくよく考えるといらないものがたくさん入っていた。

思い返すとこの冬1回も着なかったなっていうものからこれはもう数年は着てないなっていうもの、いつ買ったか思い出せないような愛着のないものまで、いろいろある。

明らかにいらないものとか流石にボロいなっていうものは勢いにまかせてゴミ袋に突っ込んだ。

でもまだ全部は捨てられなくて、判断がつかないものは捨てられなかった。そういうものは来年まで期限を切って、1回も着なかったら捨てるということにした。なんとなく来年の今頃は、今日捨てられなかったものを結局ほとんど捨てることになりそうな予感はしている。

あと衣装ケースの中じゃないけどクローゼットにハットが数点あったけどそれらも全部捨てた。昔ハットをよくかぶっていた時期があってその頃に買ったものだと思う。ここ数年はハットは全然かぶっていないし、蒸れるのでなんとなくハットをかぶろうという気も失せていて、たぶんこのまま持っていてもクローゼットの肥やしのままになりそうだなという気がしたから状態はよかったけど捨てた。


  • フリマに出すか問題

ブランド品に興味なくて、持っている衣服はほとんどノーブランドか大衆ブランドで、フリマに出してもほとんど価値がつかないので今回は出さなかった。

そもそも価値が付きそうなものは5ヶ月くらい前に整理したときにピックアップしてフリマに出した。今回は本当にしょうもないものばかりしか出なかった。

いや、出しておいたり定期的に再出品したりすればばいつかは売れたりするのだけど、送料も上がっているし売れるまで結局保管しておくスペースが必要だしでコストと利益の割が合わない……。

そもそも衣服はフリマサービス初期の頃に比べて全然売れなくなってきていて、どうやっても前ほど満足する感じに売れなくなってしまっている。需要があって状態がいいものじゃないとまったく売れないので捨てたほうが精神的なコスパがいいというのが悲しい現実。不用品がすぐ売れるみたいなフリマサービスのメリットはなんだったのだろうか。いや、自分がろくなものを持っていないのがいけないだけなのだろうけど。


  • 服の所持量

服の所持量がどれくらいなら多くてどれくらいなら少ないのか、よくわかっていない。

たとえば食事なら1日に2〜3食というのが概ねみんな共通して持っている認識だと思うけど、服はよくわからない。何kg持ってたら多い?少ない?1シーズン何着分あることが普通?下着の替えは何回洗濯をサボれるだけ持っていればいいのだろうか。

人それぞれな気がしていて、多く持っているか少ないかの感覚も服に関しては本当に人それぞれな気がする。住んでいる環境にもよりそうだし、生活スタイルにも左右されそう。汗かく仕事なのか、運動をするのか、1日に何回着替えるのか。

なぜ服は増えがちなのか考えていたけれど、基準値がないと人間はバランスを取るのが難しい生物だから服は勝手に増えがちなのかもしれないなという気がしている。


春はもうすぐで、街に出ると引っ越し業者がせっせとものを運んだり川に少しずつ人が増えてきたりしている。

春は変化の季節といわれたりするけど、僕にとくに変化はなさそう。クローゼットの服が少し減ったくらい。

変化がある人たちをみてうらやましくないとか寂しくないと言ったら嘘で、でも変化がないことは事実なのでただ受け入れるしかないような妙な気分で過ごしている。生まれてこの方すこしズレた周波数で生きている。

どうやら春がやってくるらしい。