ヒトナツログ

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耳の調子が悪かったときの日記あるいは予兆と突然

これは先月調子悪かったときの日記で、書いたけどインターネットに放流するのをスッカリ忘れていた。お蔵入りさせとくのもなんとなく癪なので1ヶ月経ってしまっているけど放流。


先週の金曜日の17時くらいに右耳で耳鳴りがした。

生きててたまに耳鳴りすることはあるものだし、普段は鳴っても気にも留めないうちに鳴り終わるから、この日もすぐ気づかぬうちに鳴り終わると思っていた。

でもこの日はずっと鳴っていて、スーパーに行ってもお風呂に入ってもなにしてても結局眠りに落ちる瞬間まで耳鳴りがしていた。ちなみに若干熱っぽい気もしていたけど目がかゆかったからアレルギーかなという気もしていた。

土曜日の朝になったら耳鳴りはおさまっていた。けど明らかに右耳に違和感があって、なんだか音がこもっているというか詰まっているというかそんな感覚がする。耳に水が入っているときのような感覚に近い。

聞こえないわけじゃないけど左耳に比べて右耳はクリアに聞こえなくて、ぼわんぼわんと微かに反響するというかフィルタを1枚かませてあるようなそんな感じに聞こえていた。

土曜日は用があったから病院へは行かず月曜日になっても続いてたら病院へ行くことにして過ごしていた。耳鳴りは土曜日もしていたけど日中に数回で鳴った程度だった。鳴ってもすぐ止んでいた。金曜日にずっと鳴っていたことに比べたらまだマシだった。

日曜日になったら多少よくなった感はあって耳鳴りはまったくしなくなっていた。でもやっぱり右耳の違和感はあって、音も相変わらず左耳より聞こえづらいままだった。安静にして過ごした。

月曜日になったら、ずいぶんよくなってきている気はするけど元どおりという感じでもなかったから病院に行った。病院はweb予約できる病院で、予約してみたら「あなたは53人目です」って案内が出て混みすぎだった。待合室で待ってなくても自分の番号が近くなったらアラートが飛んでくるから助かったけど、待合室で待たないといけなかったとしたら過酷すぎる。なんとか閉院時刻の手前あたりで診てもらえた。

診察は耳にスコープ入れてのチェックと聴力検査をして、診断結果は『様子見』だった。

ライブとか大きな音の出るところで長時間大きな音を聴いていたとか、大きな風邪をひいた後とかならわかるけどそういったことはなかったし、耳もひどい炎症が起こっているわけでもなく、金曜日から少しずつ良くなってきているのなら現段階ではあまり出せる薬はないとのことだった。


病院から数日間、やっぱ聞こえ悪いな〜と思いつつ生活していたら、ある日突然治った。治ったというか気づいたら「アレなんか元の感じに聞こえてるな」って感じだった。

人間はなんの予兆もなく具合が悪くなって、なんの予兆もなく具合は良くなるということがわかる。

なんていうか当たり前なのだけど、人間誰しもふとした瞬間に体調が悪くなったり回復したりを繰り返している。なんとなくそのサイクルのどこかのタイミングで回復するパターンを踏み外してしまって死んでいく気がしている。

たいていは予兆がないパターンで、よく聞くはなしだけど「昨日まで元気だったのに…」というやつ。僕の祖父は2人とも既に他界してしまったけれど、どちらもある日急に具合が悪くなったのが根底のトリガーだった。

よくよく考えると何月何日にこれがありますよみたいにわかっていることってこの世にはそんなにない。「1月1日はお正月で新年の初日ですよ」とか「12月24-25日はクリスマスですよ」とか「○月x日は誰々の誕生日ですよ」とか「毎月n日は請求日や給料日です」とか、それくらいのことしか決まってない。

そういった人間自身が作り出した枠組み以外のことは、すべて予兆なく突然やってくるということがよくわかる。


なんとなく人間世界は常に人間がフルスピードで稼働できることを前提に組まれている気がしていて、人間が調子を崩したり予兆なく例外事象が起こることを考慮していないのではという気がする。余裕のない状態で詰められる部分は常に詰めておくみたいな雰囲気があって息苦しいと思っているのは僕だけなのだろうか。

電車が定刻に来ることが当たり前な異常な国に住んでいると普段は便利だけど同時に怖くなる。電車が定刻に来なかったらなにかその前に異常なことが起こったはずなのでまずはその心配をするべきな気がするけれど、多くの人は電車が来ないことに怒ったり嘆いたりする。それにひたすら謝る駅員をみたり駅構内に響き渡るお詫びアナウンスを聞いてモニョっとした気持ちになる。

余裕がない状態でフルスピード稼働を前提に組まれたスケジュール下でみんな動いているから、どこかでスピードダウンや滞りが起こると歪みがハンパないことはわかる。でも世界はつねに予兆もなく突然いろんな事象が起こるものなのだから、なんだか根底が矛盾しているのではという気がしている。


なんかグダグダ書いてとりとめないので終わる。

ちなみに昨日突然に高熱が出て関節は痛く頭痛がして悪寒がハンパなく完全に死をよぎるほどに終わってしまった。翌日の今日も非常にぐったりしている。本当は昨日完全に終わりを悟ったことを書こうと思っていたのに、こんな日記を書いてしまった、これもまた例外。こんな日記を書く予兆はなかった……。

サイクルどおり回復するパターンを踏めたらまたそのうち次の日記が投稿されるはずですがはたして。