100均程度で手に入るはず(その程度の価格で手に入れたい)欲しい物があったから散歩がてら100均巡りしていた。でもどこにもなかった。
店員さんの対応がめちゃくちゃすごくて、なんだか気分が沈んだ。でもなんか自分が悪かったのかもしれないし、昭和スタイルお客様ファーストでやっても時給も評価も上がるわけのない暗い時代だもんな、などとぐるぐる考えながら帰路についた。
微妙な気分で歩いていたからか、コロナ禍前まであったすごいケーキ屋のことを思い出した。たしかこの辺の通りだったよな…などと記憶を辿ったけど正確な場所も店名も何も思い出せなかった。結局家に着くまで思い出せず、帰ってからググったりもしたけどやっぱり思い出せなかった。
憶えているのは、蒸気による湿気と熱気で充満したサウナ店内……マジで曇って何も見えないショーケース……奥からヌッと出てきた背の高いターゴイスブルーとパステルピンクのインナーカラーの派手髪のギャルのお姉さん……酷暑なのに保冷剤を付けてくれなかった体験……あの蒸気からは想像もつかないほどのパサパサのシフォンケーキ、スポンジケーキ……。
もしかすると夢だったのかもしれない。
疲れちゃったのか、このあとは何やってたか憶えてない。夕飯はカップヌードルを食べた気がする。