シャッターが閉まったまま草がコンクリから生えている家屋、ロープの張られた元コインパーキングの空き地、しばらく誰も出入りしてなさそうな廃ビル、軒下テントが無くなったボロボロのファサードのテナント物件、何年前から放置されているのかすらわからない何も植わっていない鉢植え。立入禁止のロープといっぱいになったままのポスト。
街をみると退廃のあれこれがある。
目の当たりにして悲しくなるか興奮するかは人によると思うけど、僕は結構悲しくなる。
盛者必衰といえばそれまでかもしれないけど、希望や賑わいや活力の交わりは決して長くは続かないのだという当たり前の現実が当たり前にある。