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AIコンテンツ、かなり見抜けなくなってきた

2025年もあと1ヶ月だからAIについて触れておくのもあえていいかと思って書く。内容に真新しいことはなく、すでに各所で専門家がこの手のことは書いているから、一般人の目線の記録をしておきたい気分になった。

2025年はAIの年だった。かなりAI。生活に組み込まれた感じがすごくあった。急にインフラ化して、自分も仕事で使わずにはいられなくなって課金している。

仮に飛脚や馬乗りの仕事をしていたとして、世界に車が出てきて同業者もみんな活用しはじめたら「自分は自分の足や馬で伝統を重んじて走ります!」とかやっていられなくなる。こうして文化は変わるのかと感じる。

それで、動画生成はSora2はすごいけどまだフレーム間の違和感も全然あるからAI生成かリアルな映像かは気づけるレベルのままで、2025年は終わりそうな気はしている。ただ、Sora2とかではなく部分合成はもうかなり見抜けない感覚がある。ぼんやり見ずに「これはフェイクなのでは?」と勘ぐり相当な違和感アンテナを凝らさないと認知のフィルターを素通りしていきそうな精度がある。

後者に関してはSNS動画には標準でAIフィルタが付いていて、いつの間にかそういう加工されたものに目が慣らされているという可能性もありそうな気はする。

プログラミングコードに関しては書くと長くなるので割愛するけど、一言だけ言うと「まだ専門分野であればあるほど気づけるが、気づく必要があまりなくなった雰囲気」という感じ。

音楽が一番早く見抜けなくなったと感じていて、Spotifyでランダムに流れてくる曲で「聴いたことないけどいい曲だな」と思って見にいくと、実体がないAIクリエイターだったりすることが増えた。実際どれくらい従来の制作フローと組み合わせているのかは自分は作曲の専門家ではないからわからないけど、いくつかそういったクリエイターをフォローしていると、毎週のように異常な速度で新曲を出しているので、そんなに従来の作曲フローで調整したりはしていないのではないか、という気がしている。

そうやってAI楽曲増えたなと認知しながら聴くと、やっぱりクセはまだあって「おっなんだかAIっぽい曲流れてきたな!」と思って答え合わせをしにいく新しい遊びが発生している。そしてたまに自分が間違っていて、実際はインディーズバンドで『今度XXでライブやります!』などとSNSに書かれていて「実体が……ある……!」となったりする。

自分は音楽の専門性がないから、実際問題プロの作曲業界ではどれくらいAIを利活用するようになって、従来と何が変わり変わってないのかを詳しく知らないので、この分野の専門家の話は単純に興味がある。ただ、AI生成あるいは利活用らしい曲を見抜けなくなってきた一般人の感想がここにある。


ちなみに、別にコンテンツを見抜けなかったところで問題があるのかというと、それについてもよくわかっていない。それくらい概念の変化の1年だった気がする。