M-Audio プロ用 USB 高品質 コンデンサーマイク 4種類の指向性【カーディオイド、双指向性、無指向性、ステレオ】 ヘッドフォン出力搭載 UBER Mic
- 発売日: 2018/08/16
- メディア: エレクトロニクス
これを買って使っているというはなしです
covid-19の影響で今年から基本的にフルリモートで働いていて、毎日ビデオチャットツールを使ってMTGしている。
最初の頃はMacbookPro内蔵のマイクでやっていたけど、CPUファンが爆速で回っているとファンの音まで拾ってしまってノイズだらけでしんどくなってきた。あとふつうに聞き取りづらいとか物理ミュートスイッチがないとかもあって自分にとっても相手にとってもストレスが多くてしんどいということがわかった。
その頃はまだこれから世界がどうなるか曖昧だったし、会社のリモートワークの方針も曖昧だったからしんどくても良いマイクを買うかを最初はすごく悩んでいた。買った瞬間リモートワーク終わるんじゃないかとか。我慢しながらだましだましやっていたらだんだん会社の方針も決まって、世界もまあ長期戦になることがわかってきて『いいマイク 買うか』に至った。
買うマイクの条件
自分の求める条件を整理していったら以下のようになった
- 耳が痛くならない
- 負担が少なく快適に長時間使えること
- 音質がいいこと
- 周囲の音やノイズを拾わない
- 喋っている本人の声だけ拾うこと
- 物理スイッチで手元で即時ミュートができる
- セットアップが簡単なこと
- ミキサーとかコンバータとかオーディオインターフェースが不要
- 多少高くてもそれがスペックや使い心地にペイできるなら高くてもOK
- 中途半端なものを買いたくない
いわゆるヘッドセットと呼ばれるヘッドホン+口元に伸びるマイクの構成をしているものを最初は検討していたけど、ヘッドホンは長時間つけていると側圧で耳が痛くなる(眼鏡をかけているのもある)ことを知っているのでやめた。あとなぜかヘッドセットはマイクがあるからヘッドセットなのに、そんなにお金出してもマイクの性能はよくならない傾向にあるようだった。
前提としてPC内蔵のマイクだとCPUファンの音や外を走る選挙カーや移動販売のパン屋の音を拾ってしまうし、自分の声ははっきり拾えないことが大きな問題のひとつで、単一指向性のマイクであることは絶対条件だった。
相手の声はスピーカーで聴いて耳周りの体の負荷がかからないようにしたかった。イヤホンでも長時間だと耳穴は痛くなってくるし蒸れる。
内蔵マイクの地味にしんどいところが物理スイッチがないことで、くしゃみが出そうになったときとか電話がかかってきたりとか咄嗟にミュートできないのがしんどかった。手元にミュートスイッチがあることも必須条件だった。
机が狭くこれ以上オーディオインターフェースを用意するのはしんどいし音楽もやらないのに会社ワークのためのマイク1本を挿すためだけにそういうものを用意するのは避けたかった。挿せば動き、退勤するときはマイクを抜いてMacbookを閉じるだけというシンプルな構成であることも必須条件だった。
候補になったものたち
条件を兼ねるものとなるとだいたい15000円前後のUSBコンデンサマイクに絞れてくる。評判とかYoutubeのレビュー動画とかみてUber Micの他にこれらで悩むことになった。
HyperX QuadCast スタンドアロンマイク ストリーマー/コンテンツクリエーター/ゲーマー向け/PC,PS4使用可能 2年保証 HX-MICQC-BK
- 発売日: 2019/03/25
- メディア: Personal Computers
HyperXのこれはゲーミング系のデバイスでゲーマーのユーザーが多い。スペックも申し分なくゲーミングの付加価値からかちょっと高めで赤い。
だいたい調べてるとみんなBlueのYetiのこれを買っていることがわかる。これ買っておけばまあ間違いないという感じ。結構前に出ている製品で実績がある。
AKG Lyra-Y3 コンデンサーマイク USB接続対応 ヒビノ扱い 3年保証モデル
- 発売日: 2020/01/24
- メディア: エレクトロニクス
USBコンデンサマイクのなかでは一番最近出たもので、USB-C接続前提のモダンな一品。価格も抑えめでYoutubeのレビュー動画見る感じ音もよさそう。デザインが70-80レトロデザイン風なのでレトロデザイン好きな人にははまりそう。
M-Audio プロ用 USB 高品質 コンデンサーマイク 4種類の指向性【カーディオイド、双指向性、無指向性、ステレオ】 ヘッドフォン出力搭載 UBER Mic
- 発売日: 2018/08/16
- メディア: エレクトロニクス
最終的にAKGのLyraとM-AUDIOのUber Micの二択で悩んで、デザインでUber Micにした。スペック的にはどっちもほぼ変わらなく、この二択じゃなくてもこの価格帯のUSBコンデンサマイクならマイクの性能ではどれもそんな大差ない印象がある。
様子
マットなブラックとストレートな見栄えでよい
Uber Mic本体に3.5ミニプラグでヘッドホンを挿してモニタリングできる。これはそれのボリュームのツマミ。
電源つなぐと液晶にモニタリングボリュームと指向性のマークが表示される。ミュートスイッチは青く光って、ミュートにすると0.5秒間隔で点滅する。
背面にもツマミ2つ。上が指向性を変えるツマミで、下がGain値のツマミ。指向性は4タイプから選べる。
底面。モニタリング用の3.5ミニプラグポートとUSBケーブルのポートはここにある。真ん中の穴はマイクスタンド取り付けるときのための穴。
背面ロゴ。電源つないでないときの感じ。
電源つなぐとなんか知らんけど青く光る(必要ある?)
俯瞰。この装備でやっている。なんか前についている網はポップガードです。
付属の電源USBケーブル。ナイロンケーブルで取り回しやすい。ケーブルは必要な分だけ伸ばしてあとは輪っかのままにしておいて、業務が終わったらこの輪っかの部分をマイク本体(筒)に上からはめると非常に片付けやすい。PC側はUSB-AなのでtoCアダプタを僕は別途使っている。
まあぶっちゃけこういうYoutubeの動画をみたほうが良いかもしれない(ので一応貼っておく)
装備+α
ポップガード
発声の破裂音(ポップ音)をガードするためのもの。
写真に付けた様子があるけど、金属製のこれを使っている。
Dicon Audio ポップガード DCP-2 金属製 丸型 ブラック
- メディア: エレクトロニクス
なんで金属製のこれなのかというと洗ったりアルコールで拭いたりしたいから。しゃべると思った以上に飛沫があって、僕は潔癖気味なので気になってしまう……。
ただこれ見ての通りフチが金属切り出しそのままで、バリだらけで触ると痛いし、実際1回指を切った。めちゃくちゃ痛い。気をつけてないと服とかも引っかかって生地痛めてしまって最悪で、そろそろキレそうなのでグルーガン買ってフチだけ樹脂加工しようかと思っている。
気にならない人はこういう布張りのほうが安いし使いやすいと思う。
マイクスタンド
BlueのYetiじゃないけど、別にUberMicも取り付けられそうだったからBlueのcompassを買った。買ったけど実はまだこれを書いている今も届いてない。どこも在庫なくてサウンドハウスで注文したら、いまだに届いてない。
10月に届く予定とメールがあったけど届かなくて、いまは12月に届く予定と言われている。でもなんとなく12月になっても届かない気はしていて今年はもう諦めている。
Blue Microphones Compass マイク スタンド コンパス ブーム アーム ブラック Broadcast Boom Arm BA100CBK 国内正規品 2年間メーカー保証
- 発売日: 2019/12/12
- メディア: Personal Computers
なんで高いこれを買ったかというと、安いマイクスタンド本当に作りがチャチくて、こういう構造チックなものは良いもの買ったほうがいいという人生の経験があるからこっちを買った。作りもデザインもずば抜けている。
とはいえこだわらない人はこういう中華製の雑なやつで十分だと思う。圧倒的に安い。
ショックマウント
振動音とか拾わなくするためのもの。マイクスタンドに付けたらこれを付けようと思って買ったけど、まだこれを書いているいまはスタンドがないので付けてない。
ショックマウントもピンキリで、安いものからめちゃくちゃ高いものまである。これに関してはいまのところ僕はこだわりはないので安いこれにしておいた。
感想
いい感じ
使いはじめて4ヶ月位経ったけど、まあいいマイクを使っていると当然ではあるけど拾う声はクリアらしく、喋る側としてもちゃんとマイクに向かって喋れば回線経路でデータがロスしない限りはちゃんと声が届くという安心感があって精神上とてもやりやすくなったというのが大きい。
UberMicは指向性を4つ変えられて、リモートワークのために買ったからいつも単一指向のモードで使っている。そこそこちゃんと前の方向の音(つまり喋っている僕の声)をメインに集音してくれている。とはいえ、テレビドラマの撮影とかインタビューで使うようなプロのガンマイクほど強力な単一指向性じゃないし、一般向けマイクとしてはハイエンドモデルだけど、たかだか2万円行かないクラスのマイクだから本当に声だけを拾えるわけではない。通知音とかキーボードの音とかも音が大きいと拾ってしまうには拾ってしまう。
ただzoomとかmeetもソフトウェアレベルでノイズリダクションしてくれているから、多少の音は削られて相手に届いているらしく、同僚からそこまで指摘されたことはあまりないという具合で過ごしている。
そもそも今はスタンドがいまだに届いてないせいで、付属の卓上スタンドそのままで使っていてPCの真横にマイクを置いているという実情がある。口元よりPCのほうが近いからGain値もちょっと上げていて、多少そういった音まで拾ってしまうのは致し方ないと思う。スタンドが届いたらもっとGain値を最小まで下げて口元にマイクを持ってこようと思っていて、そうすればもっとノイズレスにできるのではないかと思っている。
ヘッドホンもイヤホンも付けるとしんどいのでMac内蔵のスピーカーで音は聞いて、こちらからのマイクはUberMicで集音というスタイルで毎日在宅勤務しているけど、この構成でもソフトウェアがいい感じにしてくれているのか、ハウリングが起こったりはしないので快適にやれている。耳や頭が痛いとかイヤホンの充電が切れたとかならなくて最高。
物理ミュートスイッチがあるのが本当によくて、ちょっとトイレ行くときもそうだし大人数が参加するMTGで基本はミュートにしておくけどしゃべるときは解除したいというときに、手元でシュッと切り替えられるのが便利すぎる。ビデオチャットツールのウィンドウを探して、ミュート解除ボタンを押してということをやらなくてよくて、こんなに快適なことがあるのかという気持ち。
プツプツノイズ問題
実は買ってすぐの頃、しばらく使っていると突然声がプツプツ切れてノイズでなに喋っているかわからないと同僚に指摘されることが毎日あった。
アダプタ抜き差ししても直らなく、どの録音ソフト使ってもプツプツノイズ状態のときは絶対プツプツノイズになる。PC再起動すると直るという感じで、OS相性の問題なのではと思っていた。
Macと相性が悪いのかわからないけどサポートに問い合わせたら事例はないと言われ、周波数の設定かもしれないということで、Audio MIDI設定.app
から48,000Hz
とかのとこをチェックしてと言われた。
プツプツノイズ問題が起こっていたときも48,000Hz
設定だったし、今も48,000Hz
で使っているのだけど、ある日を堺に急にノイズは起こらなくなった……。
結局理由はわかってないんだけど、プツプツノイズ問題は今は解消して快適に使っている。
たぶんOSのアップデートが自動でかかったはずで、今はBigSurではなくCatalinaの最新パッチバージョンを使っていて、OSのなにかしらバグ改修がされたのかもしれないと思っている。AppleはパッチアップデートでMacの安定性が向上します
という曖昧な表現でいろんな修正を盛り込んでくる。
そんなわけでだらだら書いたけど、そこそこ快適にやれていていい感じなのでリモートワークではいいマイクを買うとなかなかにいいですよということが言いたかった。
M-Audio プロ用 USB 高品質 コンデンサーマイク 4種類の指向性【カーディオイド、双指向性、無指向性、ステレオ】 ヘッドフォン出力搭載 UBER Mic
- 発売日: 2018/08/16
- メディア: エレクトロニクス