ヒトナツログ

健康でハッピーになりたい

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生活の喜び

通りかかるお店のショーウィンドウにある品をみて毎日いいなって思うけど買うまでにはいかなくて、でもある日やっぱり買おうと思って気持ちが上がって意気込んでお店に買いに行ってなんとなくドキドキしたり興奮したりしつつもとても満足する、みたいなそういう体験がなくなってしまった気がする。

最近の購買体験は思い出に結びつかない購買体験ばかりで、なんとなく満足感を本質的に得られていない気がするなとふと思った。いつでもどこでもどこでどんなものが売っているか大抵のことはわかるし、オンラインで大抵のものが買える時代だから『買う』という行動は昔よりずっと身近になったのは確か。特別な購買体験なんて額が異常に高い買い物をするときくらいしかそうそうないと言ってしまえばそれまでかもしれないけど。

ゼロ年代中後半くらいに物事や文化がインスタントになっている––––どんどんインスタントになっていって文化性が損なわれてしまうという言論がたくさん見受けられていたような気がするけど、当たっていたなぁと素直に認めざるを得ないような気持ち。2019年なのでこの日記を書いている今はあの頃から見ればずっと未来であり結果と言えそう。

利便性に優れることは大変いいことだけれど失うものがないわけではないのだと考えると、なんとなくさみしいものだなぁと思う。

毎日の生活に喜びの場面が少なくなっている気がして購買面について考えていたけど、単に自分の生活が貧弱なだけかもしれない。