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お弁当向け冷凍食品の難易度が高い

昨今のたいていのお弁当向けの冷凍食品は1個1個がプラスチックのトレイに入った状態で売られている。

トレイは全部繋がって1シートになっていて、キリトリ線状に切り込みが入っているから食べたい分だけ切り取って使える。

切り取って使える…。キリトリ線があるし簡単に切り取れるかのようにみえる…。

…実際たしかに好きな分だけ切り取って使える。しかしあまりに…難しい…。さまざまな問題に我々は直面してしまう。

ダイブ問題

実際のところキリトリ線を手で切ろうとすると思った以上に力が必要。力を入れて切り取ろうとするとやわらかいトレイがゆがむほどにはグッと力が入る。切り取った瞬間の反動でトレイの中の惣菜は暴れて外へ脱出しようとし、運が悪いとそのまま脱出してしまって調理台とかシンクとか床にダイブしてしまう。

反動による飛び出しダイブするのを阻止するために手で惣菜をカバーしながら切り取ろうとするも、あまりにも力を入れずらい。ちまちま1メモリずつ切り取るみたいな動作になってしまう。

なんなのか。

vs 破片

そういうわけで手は諦めハサミあるいはナイフで切り取る作戦を試みる。

こういう鋭利な道具を使うと手で切り取るのと違って横方向に力が入らないのでダイブ問題はクリアできる。けれど、こうすると今度は小さいトレイの破片が発生するときがある。セルフ異物混入してしまうと当然惣菜から破片を取り除く作業が発生してしまう。

朝の集中力もまばらで時間もかけたくないときにこんな細かな作業をするのは人類にはあまりに難しい。しかもロスタイムが大きい。

なんなのか。

高難度カーブ地帯

手で切り取るときも道具を使うときも直面する。主に奇数個入りの商品のトレイでみられる。

トレイのキリトリ線が…カーブしている…。

曲線のキリトリ線に沿って手で切り取るときはさらに力の入れかたが難しいし、ハサミやナイフなら何度も方向を変えて切り取る必要がある。破片が出るのはカーブ地帯を切り取ったときが圧倒的に多い。

そもそも奇数個だからといってキリトリ線がカーブしている必要はないはず(?)

なんなのか。

衣・ソース問題

例えばフライ系の惣菜の場合、開けた瞬間から衣が調理台に散らばってしまう。トレイの裏側にも衣が付いてしまっているからどうしようもなく衣が散らばってしまう。

電子レンジに入れると電子レンジの皿あるいは庫内にも衣が散らばってしまう。だから小皿に乗せてレンチンする一手間が必要。洗い物がひとつ増えてしまう…。

ソースカツとか南蛮とかのソース系の惣菜はさらに厄介で、衣同様にありとあらゆるものにソースが付着するのであまりに扱いが悪い…。ハサミもナイフもソースだらけになるし手もソースでベタベタになる。手で切り取るにはソースでめちゃくちゃすべる。

なんなのか。


そういうわけでお弁当向け冷凍食品にけっこう難儀している。

解決策が見当たらないので日々ソースをいたるところに付け、破片を混入させ、衣をあちこちに飛ばし、学びがないので道具を使うのも面倒なときはあいもかわらず手で切り取ろうとし床やシンクに惣菜をダイブさせたりして日々楽しく過ごしています。

みなさんのキッチンでの冷凍食品生活はいかがでしょうか。