ヒトナツログ

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とっさの会話ができない

昨日エントランスのオートロックを開けようとしていたところ、急に足元に犬がやってきた。飼い主が声を上げて追いかけてきていたのでとっさにリードを拾い上げて事なきを得たのだった。

飼い主の方にお礼を言われたのだけど、とっさのできごとだったのでいい返事というかうまい返しというかそういう会話が一切できなかった。『どういたしまして〜』すら言えなかった。『いえいえ』すらも言えていたかは不確かである。

『かわいいワンちゃんですね〜お名前はなんですか?』とか言いながら犬をなでなでするくらいの会話とコミュニケーションができてもいいはずだけどそういったことは僕には難しい。僕にとってはあまりに高度だ。

とっさの会話はたいてい見ず知らずの人と不意に発生する。こういうとき会話の間合いのとり方がわからないから苦手なんだろうなという気がしている。

相手がどういう人でどういうことを言うと喜びどういうことを言うとあまりよく思わないのかとか、そういう情報がない状態で次のことばを発さないといけないから、次のことばを出すことにハードルを感じてしまうんだろうなと思う。それはお互い様なはずだけど、どうにも僕は気にしすぎてしまうから次のことばを口からうまく出せないのだろう。うまくやろうとか思わずことばを発せばよいと頭ではわかっていても、いざとっさの会話の場面になるとどうにも固まってしまう。

とっさの会話は生きていると必ず起こるものだし、せっかくなのだからいい感じにこなしたいと思うけれど自分にはあまりに難しい。もっと場数をこなせばよいのかもしれないけど、とっさの会話は頻繁に起こるものではないので場数をこなすのは難しそうだ。

いつかは僕も飼い犬をほめて名前を聞きだしながら犬をなでなでする側になれるだろうか。