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スープにとろみをつけて"もどき"を生成する

人間は不思議なもので、ごはんになにかしら味のあるサラサラした液体をかけたものにはあまり食欲が湧かない(と思う)。

しかし液体にとろみがあると途端に人間は許容の精神を抱く生物なので、カレーライスなるものは許容されていて、麻婆豆腐もまたごはんにかけられた瞬間に麻婆豆腐丼という概念として許容されていく。スープカレーをそのままごはんに一気にかけることはなんとなく敬遠されるし、とろみのない麻婆な味のスープをご飯にかけるのもなんとなく敬遠されていく。

ここからわかることは、人間はスープにとろみがあればなんとかなってしまうということで、なにかしらのスープにとろみをつければなにかしらの料理になっていくということがわかる。

そういうわけなので、「料理したくなったけど材料が中途半端なものしかない」とか「料理はしたいけど時間があまりないしなに作るか考えるのもめんどう」とか「なんか食べたいけどレシピが思い浮かばない」などというときは、とろみで解決してしまうという選択肢がある。

  1. 野菜とか肉とか適当に炒める
  2. 水を入れてなにかしら調味料でスープを生成する
  3. 生成したら火を止め水溶き片栗粉を入れ、再加熱してとろみを付ける
  4. なにかしらの料理が生成される

だいたい中華っぽい味のスープに豆腐入れてとろみつけたら麻婆豆腐もどきみたいなものが出来上がるし、カレー粉入れたらだいたいカレーもどきになっていくし、和風なスープにとろみつけると雰囲気だけ丁寧なあんもどきが生成されるという仕組み(?)になっている。

そういうわけで、昨日はこういう状況だったので麻婆豆腐もどきを生成してごはんにかけるなどしていた。

昨日のもどきの生成に関していえば、玉ねぎと人参とウインナーをさいの目切りにして、鷹の爪を入れたピリ辛な中華スープを作り豆腐を加えてからとろみをつけたやつ。麻婆豆腐をつくるという前提ではなくなにかしらのもどきをつくるという前提のうえで作ると案外おいしいやつになった。ちなみにこれは麻婆豆腐もどきにのみ通用するワザではあるけど、仕上げにお酢とごま油と山椒をかけるとなんとなくそれっぽいもどきにすることができるので、概念上は麻婆豆腐の一種になっていく。

それはそれとして、そもそもカレーはどこからカレーなのかという概念上の揺らぎが我々人類にはあって、スパイスを入れたらカレーだとか、うまみがある液体をごはんにかけたらカレーになるなどという説もある。そう考えると昨日作った麻婆豆腐もどきはスパイス(鷹の爪)を入れているしごはんにかけたので実はカレーもどきだったのかもしれない?

まあなにもどきでもいいんですが、とろみつけるとなんか料理っぽくなって様々な欲求を短時間で満たしてくれるので非常に便利ということが言いたかった。みなさんも雑にもどきを生成して様々な欲求を満たしていくといいと思います。