デカい板を買って最高になったので机の様子と感想書く。
デカい板というのは、我々ネットサーファーがインターネットするための板のことで、昨今はタブレットという板やスマホなど様々な形態の板も存在し…………ようするにここでいうデカい板は液晶モニタのことを指す。それで、PhilipsのBDM-4350UCという4KでIPSパネル43インチという乱暴なスペックのデカい板が世の中にはあり、ようはそれを買いましたということです。
Philips 43型ワイド液晶ディスプレイ (4K対応/IPSパネル/5年間フル保証) BDM4350UC/11
- 出版社/メーカー: Philips(フィリップス)
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: Personal Computers
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価格はこれ書いてる今は68750円で売ってて、先週はYahooでなんか10倍ポイントしてたので実質61000円ちょいという雰囲気で手に入れた。
最高になった様子
MacBookの13インチが小さいことがよくわかる
デカい板はデカいということがよくわかります
右から順にだんだんデカい板になっていく様子
デカい板最高!1番好きなガジェットです!
— おひたし (@1natsu172) 2016年12月24日
なお、オタクなので最低限の所作として電源つけてまずドット抜け確認とパネルの色ムラのチェックして、次にアニメ全画面再生した。
www.workingを見ているのはたまたまで、とくに意味はないです。
以下、感想や雑感や知見がずっと続きます。
事の発端
そもそもなんでこんなデカいやつ買ったか。
今まで大昔に買った21.5インチのしょぼいパネルでやってきてて、いい加減やってられなくなったというのがはじまり。最初はウルトラワイド(21:9)の変態パネルを買おうとしてたんだけど、34インチが今は最高サイズでそのわりにはスペックと価格の折り合いが合わなくて悩んでた。
でもなんか買い替えたい気持ちは収まらなくて、今からモニタ買い換えるなら4Kを買わないのはおかしい気がして、そんなこんなで4Kを標的にして探しはじめた。4Kはいま27インチがメインラインナップなのだけど、27インチは4Kだとスケーリング頑張らないと文字が小さい。ヨドバシとかでモニタ見てると4Kクラスのモニタは34インチ以上が圧倒的に良くてじゃあ価格は7万〜という雰囲気で、じゃあもうデカいのでいいよね、という雑な判断。
ここ最近思考が雑に偏っててデカさは正義みたいな思考なので、このままではiPhoneがガーリッシュナンバーの茶沢のスマホみたいになっても許してしまいそうな気がする
— おひたし (@1natsu172) 2016年12月12日
最近こういう雑な思考なので、色々調べてたら次第に「デカいのいいよね…デカいのとにかくいいよね…」という思考で頭がいっぱいになってしまって、デカい板のことしか考えられなくなってしまっていた。
決め手
BDM-4350UCにした決め手はこういう条件を満たしてくれたので。
- IPSパネル
- 4K/60p
- 40インチ↑のサイズ
- レビューで安心できそうな評価がある
- PinP&PbP
- フリッカーフリー
- 重量10kg以下(アームで吊りたい)
- 買うにあたって気合いはあるけど安いに越したことはない
2016年暮れの現在で市場に出てて買えるデカい板は複数あるのだけど、満たすやつこれしかなかった。今回買ったデカい板はハーフグレア(限りなくグレアに近い)だけどノングレアのがホントはよかった。けど、この手のデカい板でまともなスペック備えててノングレアの商品はまだないので諦めることにした。
デメリットはもちろんあって、
- フィリップスはサポートあんまりよくない
- 色再現度は悪くはないけどいいわけでもない(ここはお門違いなのでEIZO買いましょう)
- ハズレは焼付きしやすいパネルがある?
- 脚つけるネジが付けられないとか付けられるとかそういう怪しい部分がある
- PC利用するには画面が明るすぎる(対策あって後述してます)
などなど。当たりを引けば問題なさそうだった。
一応他候補
他候補には以下のようなデカい板が一応あったので列挙。
DOSHISHA 49型4K液晶ディスプレイ (4K対応/ADSパネル/DP,HDCP 2.2 60p,HDMI 30p,VGA/リモコン付属)
- 出版社/メーカー: DOSHISHA
- 発売日: 2016/12/12
- メディア: Personal Computers
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BDM-4350UCにはないリモコンがあるのと49インチ、それ以外はだいたい同じな雰囲気があって10万
49インチはさすがにちょっとでかすぎる気がしたのと、価格差4万で重量が12kgなので未採用
まだ日本未発売で来年1月後半に出るっぽいやつ。40インチで曲面なのが特徴。
曲面のいかついモニタ欲しかったからホントはこれ狙ってたけど、VAパネルなのと取説よく見ると応答速度22msらしいのと、重さが11kgでアームで吊れないっぽかったので断念した
これは日本未発売モデルだけど38インチウルトラワイド曲面で17万5000円
買えば最高そうな雰囲気しかないけどBDM-4350UCが3枚買えてしまうのでさすがに候補外になった
I-O DATA モニター ディスプレイ LCD-M4K401XVB 40型 (4K対応/60Hz/リモコン付/5年保証)
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2015/12/25
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リモコンあって安いけどVAパネル。天秤に掛けた結果こっちじゃないなということになって落選
DMM.make DISPLAY 50インチ 4Kディスプレイ DME-4K50D
- 出版社/メーカー: DMM.make
- 発売日: 2016/11/15
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地雷の雰囲気(調べたらすぐわかります)
買った感想と知見です
デカすぎるとかそういうことはない
デカさは正義というのは間違ってなかったなという気分。複数入力画面分割表示機能(PbPといいます)があって、AppleTVとPC両方繋いで、画面分割して同時に表示したりできる。(やる必要性があるかは置いておいて)WiiUとXboxとPS4とMac持ってるゲーマーの人は4つ繋いで、画面4分割で同時に表示したりもできる。
43インチ(実質表示範囲は42.51インチ)は至近距離で見るにあたって丁度視界いっぱいに収まる範囲。全画面表示でアニメとか映画を上映すると、視界が映像で埋め尽くされるのでとにかく没入感がすごくて最高。
ちなみに当たりを引けたっぽいのでドット抜けはなかった。
置けますか?問題
そんなデカいTVサイズのパネルを置く場所がないとか、そういう気持ちはわからなくもないけど、買ってしまえば置かざるを得ないので置けますということになる。 僕はモニタアーム前から持ってて
ヒューレット・パッカード HP シングルモニターアーム BT861AA
- 出版社/メーカー: ヒューレット・パッカード
- メディア: エレクトロニクス
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これはHPのアームだけどエルゴトロンのLXアームのOEMなので、BDM-4350UCはLXアームで吊れるということになる(圧力のネジをマックスにして頑張りで吊ることが必要)。諸事情で斜め向きになるようにしか置けないけどそういう感じで置けている。アーム使うならVESA規格が200x200なので変換プレートが必要で、
NBROS モニターアーム用 VESA規格変換プレート [ 75/100mm → 200mm ] NB-VS2020
- 出版社/メーカー: NBROS
- 発売日: 2016/06/16
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今回これ買った。
なお机は奥行き56cmの狭いデスクなので、普通に付属の脚を付けたなら置けない気がする。
アーム使わないなら奥行き80cmは必要だと思う。
至近距離43インチには問題などない
デカい板をそんな至近距離で使って…と思われるかもしれないけど、4Kの43インチパネルは画面4分割して使った場合、約21インチのフルHDパネルを4枚置いているのと変わらない計算になる。21インチのフルHDモニタを4枚買ったと考えればわかりやすいかもしれない。21インチのモニタをデスクで使うのは当たり前なので、至近距離がどうとかそういう問題はそもそもなくて、43インチのモニタを至近距離で使っても問題などそもそもないことがよくわかる。
画面を左右2分割にすると、1920x2160の縦モニタ2枚置きと同じ状況になる。縦三分割なら1280x2160のモニタ3枚。ブラウジングする時とかコード書いたり電子書籍読むときは縦型モニタのほうが快適なので、一々モニタ回転させなくてもよくて最高。
ブラウザ縦3枚にした様子。ウェブサイトは縦長なので縦に長いと視認性がよくて最高。
ちなみにMacの画面分割にはDivvy
僕はこれをずっと使ってる。
MacではDisplayPort接続
BDM-4350UCはHDMIもDPもいけるけど、4K60hzで出力しようとするとMacのグラボの仕様上HDMIだと30hzが限界っぽいのでDPで接続する必要がある。
MacでDP接続=Thunderbolt=miniDisplayPortなので変換する必要があって、miniDP⇔DPのケーブル買うのがベストっぽい。
過去の経験からケーブルには注意が必要で、安いやつは当たりを引けばいいけど粗悪なやつだと接続が雑な感じでノイズ出たりなぜかスピーカーの周波数と干渉したりと色々支障をきたす。なのでいいやつ買ったほうがいい。Amazonでは中国製の怪しいケーブル沢山あるけどHDCP(著作権保護)に未対応のケーブルがあって、Amazonプライムとか見れないので気をつけたほうがいい。
そういうわけで今回変換ケーブルなかったのでこれも買う必要があった。
ELECOM miniディスプレイポートケーブル ver1.2 1.5m CAC-DPM1215BK
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2014/12/20
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公式に4K60P/HDCP対応謳ってるし怪しくないメーカーなので中華ケーブルよりはめちゃくちゃに高いけどその分安心できる。
画面明るすぎ問題
PC用途だけどTVパネルと同じ(?)なのかそういうアレでか画面がとにかく明るい。輝度0にしても明るいので、モニタの明るさをさらに下げてくれるアプリを使ってなんとかする。
どっちでもいいけど、下のは日本の方が作ってて怪しくなさそう。上のはなんか怪しい雰囲気がある。ただ、QuickShadeは⌘+Tabの切り替えとPopclipのポップアップみたいなレイヤーが上にくるGUIを処理できてないので、現状は僕はBrightness Sliderのほう使ってる。
これらアプリ、画面の上部レイヤーに黒い半透明マスクを敷いて擬似的に暗くしてるっぽいのでLEDの輝度を実際に下げているわけではなさそう。ただ明らかに目にいい感じになるので使わないと1時間で目が死ぬ。
様子は以上です
作業するにも娯楽するにもとにかくパフォーマンスがよくて捗りがある。
とにかくデカい板は最高なので皆さんも買っていきましょう。